冷房病を防ぐための飛行機内の寒さ対策は?

冷房病を防ぐための飛行機内の寒さ対策は?

飛行機内の寒さで体調を崩さないためには、重ね着で温度を調整し、首・お腹・足元を冷やさないことが基本です。冷房病は一般的な呼び方で、医学的な正式病名ではありませんが、冷えや温度差によって、だるさ、頭痛、肩こり、腹痛などを感じることがあります。

機内では座席の場所や空調の風向きによって体感温度が変わるため、出発前から調整しやすい服装と小物を準備しておくと安心です。

飛行機内の寒さ対策で最初に準備するもの

機内には、脱ぎ着しやすい上着、首元を覆うもの、厚手の靴下などを持ち込みましょう。薄手の服を何枚か重ねると、暑くなったときにも調整できます。

  • 前開きのカーディガンやパーカー、薄手のジャケット
  • ストールやネックウォーマー
  • 厚手の靴下、または替えの靴下
  • ひざ掛けの代わりになる大きめのストール
  • 締め付けが少なく、動きやすい長ズボン

機内に持ち込む上着や小物は、頭上の荷物入れではなく、座席の下や手元のバッグなど取り出しやすい場所に入れておくと、寒さを感じたときすぐ使えます。

冷房病を防ぐ服装のポイント

特に冷えやすい首、肩、お腹、腰、足首を覆うことが大切です。半袖1枚の上に厚いコートを重ねるより、薄手の長袖や上着を組み合わせるほうが、機内の温度変化に対応しやすくなります。

首元を冷やさない

首元に風が当たると寒く感じやすいため、ストールなどで調整します。空調の風が直接当たる場合は、吹き出し口の向きを変えたり、風量を弱めたりできるか確認してください。

お腹と腰を覆う

薄手の腹巻きや長めの上着があると、お腹や腰の冷えを防ぎやすくなります。腹痛が起こりやすい人は、冷たい飲み物を一度に多く飲まないことも対策になります。

足元を温める

座っている時間が長いと足元が冷えやすくなります。靴を脱ぐ場合は、機内の床に直接足を置かず、靴下を着用してください。サンダルや薄い靴だけで搭乗するより、足を覆える靴のほうが寒さに対応しやすいでしょう。

搭乗後にできる機内の寒さ対策

寒さを我慢してから対策するのではなく、寒くなる前に服装や座席周りを調整します。次の順番で対応すると、体を冷やしすぎにくくなります。

  1. 着席したら、空調の風が顔や首に直接当たっていないか確認する。
  2. 寒く感じる前に、上着やストールを使って首元とお腹を覆う。
  3. 靴下や靴で足元を保温し、冷たい床に素足を置かない。
  4. 同じ姿勢を続けないよう、座席で足首を回したり、ふくらはぎを動かしたりする。
  5. 必要に応じて客室乗務員に、寒さや空調について相談する。

座席によっては空調の風を避けにくいことがあります。寒さが強い場合は、自己判断で無理に我慢せず、利用できる防寒具や座席周りの調整方法を客室乗務員に尋ねてください。

機内での水分補給と過ごし方

水分は一度に大量に飲むのではなく、少しずつ取ります。冷たい飲み物でお腹が冷えやすい人は、常温または温かい飲み物を選ぶとよいでしょう。

ただし、飲み物の種類や提供状況は便によって異なります。必要な飲み物がある場合は、機内へ持ち込めるか、航空会社や空港の案内を事前に確認してください。

長時間同じ姿勢でいると、寒さだけでなく体のこわばりも感じやすくなります。安全に移動できる時間帯に通路を歩く、座席で足首を動かすなど、無理のない範囲で体を動かします。

こんな人は特に寒さ対策を入念にする

次のような人は、機内の冷えや温度差でつらくなりやすい可能性があります。

  • 冷えを感じやすい人
  • 貧血や低血圧などについて医療機関から指摘を受けている人
  • 冷房の効いた場所で頭痛や腹痛が起こりやすい人
  • 乳幼児、高齢者、体温調節が苦手な人
  • 長時間のフライトで同じ姿勢が続く人

持病がある人、妊娠中の人、過去のフライトで強い症状が出た人は、搭乗前に主治医へ相談してください。必要な薬や医療用品がある場合は、手荷物に入れてすぐ取り出せるようにします。

寒さによる不調が出たときの対応

寒さを感じたら、上着を着る、首やお腹を覆う、温かい飲み物を少しずつ取るなどして体を温めます。症状が続く場合や強くなる場合は、客室乗務員に伝えてください。

冷房病と思っていても、だるさや頭痛などの原因が寒さだけとは限りません。強い息苦しさ、胸の痛み、意識がぼんやりする、激しい頭痛、繰り返す嘔吐などがある場合は、寒さのせいと決めつけず、すぐに客室乗務員へ知らせる必要があります。

飛行機内の寒さ対策のまとめ

飛行機内では、脱ぎ着しやすい重ね着、首・お腹・足元の保温、空調の風を直接受けない工夫が冷房病対策の基本です。上着やストールは手元に置き、寒さを我慢する前に使いましょう。

寒さによる不調が強い場合や持病がある場合は、搭乗前に医療機関へ相談し、機内では早めに客室乗務員へ伝えてください。